事例:プロデュース

事例:プロデュース
活版印刷・活字プロジェクト「字心」を
総合プロデュース!

広告物の制作のみではなく、活版活字プロジェクト「字心」や、浮世絵ライセンス「和心」の活用・販売などの総合プロデュースも行っています。

活版活字プロジェクト「字心」では、オフセット印刷に取って代わられてから長い年月が経ち、衰退していっている活版業界において、必要されているシーンにアプローチして、新たな価値を作る取組を行っています。特に昨今においては、古き良き伝統の世界という背景を踏まえ注目される風潮にあります。しかしながら、実際の現場では売上が苦しいのが現状です。こうした中、株式会社築地活字と組んだ活版を盛り上げるプロジェクトを始動。複製という印刷技術での販売ではなく、「ちょっと欲しい」を形にするエンターテインメントなプロダクトアウトを作っていくことで、新しい事業として成り立たせることを目的にし、取組の発案、商品化、販路の交渉などを手掛けています。現在では、鎌倉文学館における商品販売、ワークショップの開催、活字自体を商品にする新しい構想の着手によって徐々にブランディング化を図りつつ、売上につながり始めています。
ワークショップにおいては、活版印刷業界では多々実施されていますが、現状としては事前に組版されたものに、決められた文字を2、3本挿して、テキンを回して印刷してみるだけという、正直面白みに欠けるものが多いように感じていました。そこで、文選、組版、テキン印刷を一貫して体験できるものに変えようと画策しています。

浮世絵ライセンス「和心」に関する
総合プロデュースおよび、販売

また、株式会社なまためプリントの出版事業部「公孫樹舎」が保有する「相州 茅ヶ崎 柳島 藤間家所蔵浮世絵全覧」に収められた全439点の浮世絵データをライセンス化することで、新たな事業の立ち上げをプロデュースしています。このデータは同社が持つ出版コード「公孫樹舎」で発刊した書籍に掲載されたもので、出所がわからない浮世絵データを使い、あとで版権問題になるといったリスクが削減され、安心してご活用頂けます。また、439点の浮世絵データですので、同じ構図の役者絵や、多彩な生活様子があり、商品化する際にもパターン化しやすいという強みがあります。この浮世絵データをライセンス化して販売する他、商品化していくことで新しい事業を立ち上げるという取組になります。2020年10月にはライセンシングジャパンにも出展し、株式会社アフロとの契約も果たしました。

こういった眠った素材に新たな価値を与え、ブランディング・商品化・販路拡大させる事業化の取組にも参画させて頂いております。